巨星堕つ!
2020/10/26
朝目を覚ましてスマホの目覚ましを止め
目に飛び込んできたのが「Eddie Van Halen 死去」のニュース
フリークではないがエレキギターを弾いていてこの人の影響を受けていない人は世界中探してもほとんどいないだろう。
今の50代の人ならあの音はどうやったら出るんだ?と
ある者はアンプの電圧を弄り
ある者は古い弦を煮て
またある者は色んなエフェクターを買い集め
ワイヤレスをブースターにしていると聞けばワイヤレスを買い
やっぱり有線がいいと言い出したら有線に戻し
コードを踏まないためにボディーに棒を付けたら「あれは何だ?」と真剣に討論し
シグネチャーモデルが出ればローンを組み
シグネチャーアンプが出たらさらにローンを組み
違う会社からシグネチャーモデルが出たからとまたローンを組み
しまいにゃバスケットシューズが出ると聞いて靴屋に走る
兎に角80年代以降エレキギターの進化はこの人を中心に回っていたと言っても過言ではないわけだ。
そんな人が亡くなってしまったわけなので
本日のTwitterタイムラインはエディー一色
ワタクシも朝から「アレクサ!VanHalenかけて!」と言ってからず~っと流れております。
余談ですけどamazonのセットリストだとデイブ&サミー時代の曲ばかりで
ゲイリー・シェローン時代の曲は1曲もかかりませんでした。
それはさておき
偉大なるギタリストとして称賛されるEVHですが
忘れてはいけない
彼は「Junkギターで世界を制した男」なのである
シャーベルがやってた店で格安で買ったボディーとネックを弄りまくって出来たフランケン
335の音が欲しくてPUにPAFを使ったらしい。
音をシャープにするためにPUボディー直付け&Tone無しにしたと言われているが
本人曰く
PUは取りあえず付けばいいと思ったから直付けで
1PUなのは3wayスイッチに配線がわからなかったから
Toneカットも面倒だから
というシンプルな理由
これをフロントにあるPUが何か秘密があるとか
センターザグリのスイッチが肝じゃないかとか
色々深読みしてたんだから今にしてみれば笑える話だ。
DIY精神でどんどん作っちゃうところは我々ジャンク愛好家にとっても神と言っていいだろう。
これが丁度1年前の写真だそうだ。
抗がん剤治療の副作用のせいかだいぶ老け込んじゃってるなぁ。
またこんな天才が現れるのかなぁ?
生きてるうちにお目にかかれるかはわからんけど
取りあえず我々はエディーと同じ時代に生きることができた。
それで良しとしよう。
合掌