帰ってきた!今日も増殖中・・・【ジャンクなギターの改造・修理】

ジャンクなギターを改造して試奏するYOUTUBERのブログです

やらかし

YAMAHA EG112の謎に迫る

とりあえず買ってみた

そういや2週間くらいハードオフに行ってないことを思い出し巡回

そしたらあったよ

2200円だったから取りあえず勝手お持ち帰りだよね

しかもZOOMの501Ⅱまで買った(こっちは500円)

で改めて本日仕入れたギターは YAMAHA EG112

見た感じはPacifica112である

先日大改造を施したPacificaと並べてみる・・・あんまり意味ないな

どこか違う所はないかと測ってみた

51㎜
47㎜

プレートの幅は違うが

ネックエンドもほぼ同じ

ナット幅もほぼ一緒

違う所と言えば

ヘッドの形だけである

EG112のヘッドの形は

完全にSessionⅡだな

カタログを調べてみると

SessionⅡは90年位まで作られていたらしい

88年のカタログより

そんで90年代に入りPacificaシリーズが登場するわけだが

112や312と言った廉価版が出るのは96年から

96年カタログより

しかし興味深いことに

前年のカタログにはヘッド違いのモデルが載っているのである

95年カタログより

つうことは元々このボディーはPacificaとしては作られたわけではないということなのかな?

80年代YAMAHAのカタログを見返してみると所謂スパーストラト系は

Jackson を意識したRGX

そしてValley Artsを意識したSessionⅡ

この2系統があったわけだが

PacificaはどちらかというとSessionⅡの後継機だと思う

でもってYAMAHAのギターは高級品以外は台湾の高尾工場というのがよく言われてました。

ちなみに高尾工場は2007年に閉鎖されてます。

確かその頃はギター部門の縮小があって

HPのカタログもPacificaシリーズはマイク・スターンモデルしか載ってなかったような記憶

そんで2010年代からSGのリイシューが始まり

それがイイ感じになって2015年頃からPacificaシリーズが再登場だった記憶。

そんでこのギターが結局何なのかを考えてみると

工場で余ってるパーツを組み合わせてでっち上げた珍品って奴なんじゃないかなと

GibsonだとレスポールタイプのボディーにフライングVのネックを取り付けたあれとか

Fenderだとムスタングボディーに余ったブリッジ付けて名前変えただけのあれとか

韓国のサミックの工場で余ったネックをストラトに付けただけの

これとかね。

2007年の工場閉鎖時に余ったパーツをどうするかってことになり

SessionⅡのネックとPacifica112用のボディーを組み合わせて作られたのがこのEG112だと思うんだよね。

ヘッド形状は商標扱いだからPacificaの名前が使えなかったと考えられるんじゃないかと

でもボディー形状は間違いなく112と同じだぞと。

時代の隙間に生まれた初心者向け商品というのが正体なんだと思う。

-やらかし