【実験】アンプを比較
定説を丸呑みする前に検証できるもんは検証する
昔からアンプはやっぱり真空管というのは
チョコレートは明治
ココアはやっぱり森永
と同じくらい我々の脳に刷り込まれているわけだが
それを覆したのが30年前(!!!!)のPANTERAだったわけだ
Randollのトランジスタアンプでうねりつつ切れ味のあるリフを繰り出し
ギターアンプ=真空管が至高!という常識に一石を投じたわけだ。
ギターサウンドと言う意味ではエディー・ヴァン・ヘイレン並みにエピックな存在と言える。
さてそれからさらに時代は進み
今やヴァーチャル空間で音を作るプラグインが全盛でありつつも
真空管信仰は未だ続いている
かく言うワタクシも何となく真空管が好き
特にパワーアンプは真空管の方が断然好きと日頃公言しているモノの
ちゃんと弾き比べたことってそういやあったっけ?
と思ってしまったわけだ
自慢じゃないがバツイチの独り者
止めるモノなど何もないのでうちには多数の機材がある
勿論フルチューブのアンプもあれば同じくらいの大きさのトランジスタアンプもあるわけで
上手いことにどちらもクリーントーンが得意な製品
つまり同じ歪みペダルで比べるにはもってこいだとそう考えた。
ならばやってみるしかあるめぇよ!
真空管代表:Ken Jordin Classic Tube35R
プリに12AX7WA×3本 パワー部にEL84×2本を備えた家庭にやさしくない大音量アンプ
トランジスタ代表:YAMAHA JX40
とにかく頑丈。2Volだけど思ったほど歪まないけど隠し味程度のクランチは絶妙
歪みペダル:Rocktron SilverDragon
最近のお気に入り
どちらもVol9時位で鳴らしているが音量的には近所から怒られそうな位
つうわけで鳴らしてみた
歪みは結構ハイゲイン
比較1:ドロップDにしてPANTERE以降によくあった感じのリフ
弾いてる時は真空管の方が断然気持ちがいいのだが録音された音を聞いてみると
トランジスタの方がすっきりとして聞きやすい
比較2:12フレット付近で適当に弾いた
これも弾いてる時は真空管の方が伸びがあるように感じた。
でもトランジスタの方がコントロールしやすいとも感じた。
比較3:Whitesnake BAD BOYSのリフ
これはどっちも弾いてて気持ちいい
でも弾きやすいと思ったのはトランジスタの方
結論
真空管は気持ちいいトランジスタは弾きやすい
という結論に至った。
真空管の方が情報量が多くてコントロールが大変と言う事かな
ダウンチューニングの曲はトランジスタの方があってると思う。
結局一長一短で優劣つけがたく状況によって使い分けといういつもの所に落ち着くわけだ