焼きメイプルネックのプレテレ
安ギターとは素組のプラモである
さて前回弾けたもんじゃないという結論に達したプレテクのテレキャスター
それを弾ける状態にするのが大人ってもんですよ。
さて何はともあれ弦高だ
2.5㎜とかアコギですら許せないレベル。
弦を緩めてネックを外しネックポケットを確認するとシムは入っていない
これならば調整でいかようにでもできる
例のごとく煙草の空き箱をハサミで切ってシムを作りネックを取り付けてみると
見事にペッタペタ
サドルを上げて調整するといい感じに弦高が下がっている
しかしまだ違和感
そうナットだ
ここからシコシコ溝を削って
コンマ数ミリ下げただけでも全然別物になる
そしてフレット端のバリ取り
こんなもんペーパーを板に当てて擦りゃいいだけだ
やたらと安いギターはバリがあるからダメだと強調する人もいるが
たったこれだけで解消されるのに何でそこまでこだわるのかサッパリ理解できん。
専用工具が必要だと思われがちだが
耐水ペーパー600番とダイソーの丸ヤスリを駆使すれば
この位簡単に出来てしまうのだ
問題点は以上ですべて解消された
音出ししてみたら昔の安ギターでは出なかったジャリンジャリンのテレキャスサウンド
普通のメイプルネックと比べてないからどの位音に差があるのかはわからん。
でも悪くないギターだ。
結論から言うとプレテクは何の知識もない人が買うと痛い目に合う
しかしそれなりに弄ったことのある人なら8分組のプラモみたいなもんだと思えばよろしい。
最後の仕上げだけ自分でやると思えば十分な製品なのだ。
でもインフレのせいで高くなったよなぁ・・・