Japan Vintageという名の幻想
Fresher LPタイプ
どうもB級ギター研究家のImaginosです。
さて今回ちょっとした出来心で仕入れてしまいましたのがこちら

真っ白なレスポール
メーカーは

ジャパビンだなんだと言われて高騰してしまったFresherですよ。
っとにね
古いギターを何でもかんでもヴィンテージという風潮
良くないね。
どんだけその言葉があてにならないかを見ていきましょう。

ネックは結構下の方で順反り
ビビりは無いけど指板から修正が必要かも。

ペグは所謂亀タイプで
ヘッドロゴを消そうとして失敗した形跡がある

ナット幅は42㎜で握った感じは結構細目

フレット端はオーバーバインディングではなくその手前までしか打たれていない

電装部はまあそれなり

トグルスイッチは何故かSG等の薄いボディーに採用されるタイプが使われていた
というかザグリが・・・

サドルは樹脂タイプらしい
テールピースは70年代初期のコピーモデルに観られる感じ
ていうか

テールピース留めるボトルがスッカスカじゃねぇか!
押さえつけるんじゃなくて引っかけるだけじゃん。
PUを外してみましょう

これはwwwwww

リア側
配線の通り道デカいなwwww

フロント側
おいおいトグルスイッチの下がほぼホロウ構造じゃないかwwwww

ネックを外してみると・・・はは~ん一度ゴールドトップに塗り直そうとしたな。

ボディー材はおそらくフィリピンマホガニー
平たく言えばラワン材だ

色はおそらく水性塗料のスプレー吹きっぱなしだろう
プラカラー用の薄め液で吹いたら溶けた。

良く見るとパンケーキ構造になっているのが確認できる
ノーリン期の再発LPを参考に作られたのだろう。

ネックジョイントの精度はまあまあ酷いwww
でも70年代のボルトオンGibsonだって褒められた精度ではないしな。

今回メルカリで1万で買ったが
自家塗装抜きにしてこれで3万とかで売られていたらふざけんなよと店で喧嘩するかもしれない。
取りあえずこいつは復活修理を動画にして元を取った後国産B級ギターの資料として手元に残す予定。