謎のギターがやってきた
それは1本の電話から
本日は終日来客無しでめっちゃ暇
その間ギターの配線を治したりサウンドチェックをしたりできたわけだが
夕方携帯が鳴った
「これからボロギター持ってく」
なんでも昨年亡くなった母親の遺品整理してたら出てきたんだそうな
そのギターがこちら
これはまた何というか・・・レトロ
かなりいい味出してるギターだなぁ
パーラーというには若干大きい
ネックスケールを測ったら609㎜なのでムスタングやジャガーと同じショートスケール
ブリッジは
可動式である
このまま弾けるのかというと無理
ペグが固着してるためチューニングできません。
何より
指板剥がれちゃってます
そんでテンション稼ぐ為にブリッジの高さ稼いでるのに
ネック角が殆ど付いてないので弦高は馬鹿みたいに高い
いや~これは正直・・・・燃える案件ですな!
恐らく60年代のものと思われる
使われている材は
わからん。少なくとも70年代以降の国産アコギでは見たことが無い材だ
系統としてはKayやHarmony辺りの感じがするけど
なんでも依頼人の母上はフィリピン出身だったらしい。
もしかしたらあっちから持ってきたものかもなんてことを言っていた。
だとするとモノホンのアメリカ製の可能性も捨てきれない。
ヘッドに穴開けて紐を通すなんてのも昔の米製安アコギにはよく見かける仕様
ちょいと弄りがいのあるネタが来たんでないの!
しかも依頼内容は「できれば治して使ってくれ」だから失敗しても問題なし!
指板剥がして、ネックリセットして、なんならフレットも変えて、ペグもグリスアップで復活させてと
楽しそうだぞこれ