ギターの調整にはどのくらい時間がかかるのか?
調整と言っても色々ございます
中古ギターを買って好みのセッティングに持っていくのは結構手間がかかります。
ワタクシは弦高低めでローアクションで弾ける状態が好きなのでエレキでもアコギでもそこを追求します。
今月の頭に購入したこちらのKASUGA
購入から2週間が過ぎようやく弾き心地は許容範囲になった感じですね。
後は音がイマイチ薄っぺらいのでブリッジ周辺のアクセサリーで保管するかヘッドに重りでも付けるかってところでしょうか。
2週間で終わりが見えてくるのはまだよい方で
こちらのYAMAKIは購入から1年以上経ってもまだゴールが見えてこない。
なんせトラスロッドは限界で指板は一度結構な量を削られている。
今回は1本だけ浮いてるフレットがあったので13フレットまでを一気に交換したまでは良かったが
その後気に入らないところが続出し
ブリッジを2ミリ削ってサドルも同じく2ミリ削り
ナットも牛骨製のをイチから自分好みになるように溝を削っていく地道な作業
今日現在弾いた感じは
ストロークでじゃかじゃかやるだけなら十分だけど指弾きには合わないって感じ。
100点満点の調整が出せるまでの道のりは長い。
長い道のりだけど皆さん一度はやるべきだと思うよ。
特に高級品の新品は弾きやすいのが当たり前と思ってる人は一度徹底的に自分で調整して
その後にMartinやGibsonの新品を見てみるといい
思ったよりも弦高高くて驚くと思う。
ちなみにMartinもGibsonも出荷時のデフォは2.5㎜~3.0㎜なんだそうだ。
サドルにしっかり弦が乗るためにはある程度の高さは必要と言う説もあるだろうが
調整分の余白と言う意味もあるんじゃないかと思ってる。
そもそも弦高が低いほどチューニングは正確になるわけで
そっちを捨ててまで出音を取るか?という疑問が昔からあるわけよ。
これが正解だからこれをやれなんてことを言うつもりは毛頭ない
試した結果を粛々と報告し読んだ人が各々の説を講じればよいと思う。
ネジの一本も回さないうちから偉そうに蘊蓄語る奴よりはよっぽど信用できる、
なので皆さん恐れることなくサドルやナットを削ってみよう
大丈夫
失敗しても交換用パーツは売ってるから
しかも昔と違って格安で!