Greco Go2
2023/01/03
それじゃあ診ていきましょうか
昨日開封したGreco Go2
どちらもこのままじゃ使い物にならないということでまずは状態の方診ていきましょうか。
先ずは手前の2ハムから
ヘッドは塗装が剝がされちゃてますね。
しかも中途半端に。
多分Grecoのデカールを剥がしたかったのかな?
スクレイパーでこじるとペリペリと簡単に剥がれる。
こうして手に取ってみると結構な厚みである。
木肌には平面が出てないので塗装を分厚くする必要があったんだろうね。
続いて糞ダサいアルミ製エスカッションを外してみる
ザグリがでかい!
そうなんだよGoシリーズは独自規格のPUなんだよな
レスポールなんかに使われる一般的なサイズのエスカッションを使おうとすると
エスカッションを固定するネジ穴はザグリの範囲にギリギリ収まって
横幅も微妙に足りない
さてどうしたもんだろうね?
一応脳内ではこうすれば何とかなるんじゃね?と言う道筋は出来上がりつつあるけど。
取りあえず保留かな
さてもう一方の3Sタイプを見ていきましょうか
先ずケースから何故かFenderの保証書らしきものが出てきました
なんだこれ?と思って読んでみると
何のことはない小型アンプの取説じゃないか
うちにあるこれとほぼ同タイプのアンプですわ。
それはさておきチェック開始
あ~早速コントロール系がいかれてますわ。
固着して動かない。
Volポット要交換
取りあえず新しい弦に張り替えてみますか
って良く見たら指板汚ぇな
先ずはセスキクリーナーを使い古した歯ブラシに軽くひと吹きしてゴシゴシ擦って手垢を掻き出す。
フレット下の隙間に貯まりやすいので念入りに。
終わったら乾くまで乾拭き
それでもこびり付いた手垢は落ちないので次は1000番の紙やすりで磨く
何ならフレットも一緒に磨く
全部磨き終わると
白っぽくなっちゃうけど大丈夫
オイルフィニッシュの時に使うワトコオイルをウェスに含ませてひと塗りしてからしつこく乾拭きすれば
ちゃんと復活
しかし良く見るとフレットも結構ダメージ受けてるな・・・
そのうち打ち直そう。
今はまず弦を張って
ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!う・・・美しい!
45年前の国産ギターがこの完成度
弾いてみた感じは流石スルーネック
ストラト等のボルトオンを弾いた時はネックが単独で鳴ってる感じがするんだけど
これはネックが振動してる感じが少ない
しかし激重なブリッジと半分ブラスのナットのおかげで十分なサスティンがある。
フレットの状態がもっと完璧なら間違いなくよい音がするはず。
TSビブラートを初めて触った感想は
軽いタッチだとBigsbyみたいな揺れ方なんだけど
後先考えず思いっきり動かすと結構な音程の変化があります。
ハーモニクス&アームアップでもイイ感じに暴れてくれます。
ユニット自体は完全フローリング状態
それでもブリッジ重量があるから全然気にならない。
名機の名に偽りなし。
さてこれをどう育てましょうかね。
まずはVolポット交換から行ってみましょ。