テレキャスを組もう 8
2020/11/13
ミクロの決死隊
完成が見えてきたテレキャス君
ジャンク箱に1個だけ残ってたストリングガイドを付けて
後は弦を張るだけや!
弦張ってよっしゃ完成!
って思うじゃん?
違うのよ
ある意味ここからが本番なのよ
何やるかっていうと
皆大好きナットの溝調整(´;ω;`)ウゥゥ
ごらんよフレットの上に開いたこの隙間
こんなもんまともに弾けるか!というレベル
これをシコシコ削っていくのです
口で言うのは簡単ですが失敗できない1発勝負
三こすり半で状態確認を繰り返します。
これがデフォの状態
これを慎重に掘り下げて
この位
別角度で見ると結構掘り下げたことがお分かりいただけると思う。
これを後5本分…泣けるぜ(´;ω;`)ウゥゥ
でもここを妥協しちゃうと市販のフォトジェニ以下の弾き心地になるから手は抜けないのである。
↑なんて記事を上げてから続きは明日にしようと思ったのだけれど
寝る前に弄りだしたら止まらなくなったので作業続行
1弦と2弦はノコギリを使うので更に慎重に
三こすり半の寸止めを繰り返す
結果これだけの差が出る
2枚目の写真がわかりやすいだろう
2弦は押し込むように押さえないといけないんだけど処理済みの1弦は指を置くだけでちゃんと音が出る
ほんのちょっと溝を深くしただけでこれだけの差が生まれるわけだ
続いて2弦
こちらもかなり攻めた
この状態で弾くと1&2弦だけ有名メーカーの上位機種みたい
全部削り終わってこの状態
最初の状態がいかに糞だったかがお分かりいただけるかと思う。
余分なところを削り落として調整前と比べてみると
こんな感じ
自分史上最高と言っていい位良い塩梅に収まってくれた。
自分でこういう調整をやるようになってしみじみわかるのは
高級機ってのは使う材だけじゃなくてこういう細かいところの手間暇がかかってるんだなとこと。
逆に言うと
ワンランク低いグレードでも自分でできるようになれば
もっとリーズナブルに弾きやすい楽器を手に入れることができるって話やね。